✒️ 2015,11,22にて記



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コロンビア人男性の例
条虫からヒトにがん細胞が伝播 ―

HIVに感染しているコロンビア人男性に、
条虫から伝播したがん細胞に起因するがん性
腫瘍が発生した症例が報告され、「New Eng
land Journal of Medicine」11月5日号に掲載
された。米国疾病管理予防センター(CDC)に
よると、これはいわゆる「悪性形質転換」の
初めての症例だという。



TVの見過ぎが
主要疾患による死亡リスクに関連

TVの見過ぎが、主要な死亡原因のいくつかと
関連することが、新たな米国の研究で明らか
となった。米国人の92%は自宅にTVを持ち、
成人の80%が余暇の半分以上にあたる1日
平均3時間半、TVを見ているという。



VW排ガス
不正問題が60人の命に影響

自動車メーカー、フォルクスワーゲン(VW)の
排ガス不正問題による直接的な影響として、
米国では60人の早期死亡と数億ドルの医療
支出などのコストが発生する見込みだという。
VWは、米国で販売された48万2,000台の
ディーゼル車について排ガス規制を逃れる不正
ソフトウェアを使用したと認めている。これに
より該当車は排ガス規制法で認められる汚染量
の40倍を排出する可能性があると、研究著者
らは指摘している。



胸焼けの治療薬が
腎疾患リスクに関連

胸焼けの治療によく用いられるプロトンポンプ
阻害薬(PPI)と慢性腎臓病(CKD)の関連が、新たな
2件の研究で示唆された。PPIは胃酸を減少させる
ことで、胸焼けや胃酸の逆流を治療する薬である。



受動喫煙で
小児の虫歯リスク2倍に

我が子を虫歯から守りたければ、その子の
近くでタバコを吸ってはいけない。生後
4カ月で受動喫煙に曝露した小児は、3歳
までに虫歯になるリスクがおよそ2倍である
ことが、日本の研究で報告された。一方、 
母親の妊娠中の喫煙は虫歯の要因にはなら
ないようだと、研究グループは付け加えて
いる。



脳卒中になりやすい職業

ストレスの多い仕事――特に、要求は
厳しいが裁量権がほとんどない職業に就くと、
脳卒中リスクが高まる可能性があるという。
中国、広州南方医科大学心臓病学部のYuli
Huang氏らの研究で示された結果で、論文
は「Neurology」オンライン版に10月14日
掲載された。



ニンジンが眼の老化に有用

昔から「ニンジンは眼によい」と言われて
きたが、最新の研究がそれを裏づけること
になった。米ハーバード大学公衆衛生学部
(ボストン)大学院生のJoanne (Juan) Wu氏
らの研究で、カロテノイドと呼ばれる色素
が、加齢黄斑変性(AMD)という眼疾患の予防
に役立つ可能性が示唆された。この色素は
ニンジンや赤パプリカでは赤色やオレンジ
色、ホウレンソウやブロッコリーでは濃緑
色を呈する。



喫煙によるリスクは世代を超える? ―
祖母の妊娠中の喫煙で孫の喘息リスクが上昇する可能性

祖母が母親を妊娠しているときに喫煙して
いた小児では、母親が喫煙していなくても、
喘息リスクが上昇することが示唆された。
オーストラリア、メルボルン大学のCaroline
Lodge氏らの研究で、オランダ、アムステル
ダムで開催された欧州呼吸器学会(ERS)で
発表された。



身長が高い人は
がんリスクも高い可能性

500万人を超えるスウェーデン人男女を対象
とした研究で、背が高いほどがんリスクが
高いことが示唆された。
この研究では、成人時の身長が10cm増える
ごとに、がんリスクが女性では18%、男性
では11%高まることが判明。長身の女性は
乳がんの発症リスクが20%高まるほか、男女
ともに身長が10cm増えるごとにメラノーマ
(悪性黒色腫)のリスクが約30%上昇すること
もわかった。



プロバイオティクスは
重症患者の耐性菌感染を予防しない

プロバイオティクスには、重症患者を抗生
物質耐性菌から保護する効果はないことが、
新たな研究で示された。
研究の筆頭著者で米ワシントン大学医学部
(セントルイス)の感染性疾患臨床研究者で
あるJennie Kwon氏は、「プロバイオティ
クスの利用は興味深いテーマだ。


RSウイルス感染に
有望な複合ワクチン

乳児や高齢者の下気道感染症の主な原因と
なっている呼吸器多核体ウイルス(RSV)の
ワクチンが実現に近づいているという。
同じ複合ワクチンに関する2件の研究(うち
1件はヒトを対象とするもの)で、ヒトに
おける有効性は明らかにされていないもの
の、「確かな希望のもてる結果が得られた」
と英国立衛生研究所(ロンドン)のPeter Open
shaw 氏は述べている。


重症PMSの第一選択治療は抗うつ薬

自殺念慮を伴う重度の月経前症候群(PMS)、
すなわち月経前不快気分障害(PMDD)の治療
では、抗うつ薬が第一選択となることが
新たな研究レビューで明らかにされた。
PMDDはPMS患者の最大8%にみられる。


家庭用殺虫剤の使用が
小児がんリスクに関連

室内で殺虫剤に曝露した小児は白血病や
リンパ腫を発症するリスクがやや高いこと
が、新たなレビューで明らかにされた。
また、除草剤曝露と白血病リスクの間にも
弱い関連が認められたという。


副鼻腔炎の手術で
睡眠時無呼吸が改善

慢性副鼻腔炎の手術を受けると睡眠が改善
されることが新たな研究で示された。今回の
研究では、慢性副鼻腔炎患者の15%に閉塞型
睡眠時無呼吸がみられたが、睡眠障害の有無
にかかわらず、手術後の患者は生活の質(QOL)
が改善され、よく眠れるようになったと報告
しているという。



規制外の幹細胞治療に警告

米国では、薄毛からアルツハイマー病まで、
さまざまな疾患に対して未承認の幹細胞治療
を行うクリニックが多数存在することが報告
された。


大腸内視鏡検査の時間を長くするとがんリスクが低下

大腸内視鏡検査を早く終わらせてほしい、
とは思わないほうがよい。検査にかかる時間
が長いほど、後に大腸がんになる確率が低い
ことが新たな研究で示唆された。この知見は、
内視鏡検査の持続時間に関する現行のガイド
ラインを裏付けるものだと研究者らは話して
いる。


アルツハイマー病の66%に
生活習慣に関連する9因子が寄与

世界のアルツハイマー病の症例のうち3分の
2までは、生活習慣から生じ得る9つの条件に
起因する可能性が新たな研究で示唆された。
その9つとは、肥満(特に中年期の高BMI/肥満
指数)、頸動脈疾患、高血圧、うつ病、脆弱性、
教育水準の低さ、ホモシステイン値の高さ、
喫煙(アジア人のみ)、糖尿病だという。この
ような因子に対処することにより、長期的な
アルツハイマー病発症リスクを低減できる
可能性がある。



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