✒️2017,11,19 記にて




「がん」患者の家族になり、
要介護認定を受けた人間を看取り、

「がん」患者になった私の日常から、
分かりやすくなった医学とは?


「宣告」は、「治療」の1つである
ということ。また、「治る方法」に近づき、

「医学」に繋がる、ということでもある!


医療は、医学書の積み重ねと、臨床の結果を
患者に「当てはめた治療の課程」に過ぎない。

患者は、知らない人体に出会わされていく。
自分でありながら、「未知との遭遇」である。


自分の内部、自分の部品、自分の細胞と出会う。
「そんなはずではない」何かに出会わされる。


「助からない」とか、「治らない」とか考えた
時代は終わり、「どう付き合うか?」とか、

「誰にかかるか?」「何が効くのか?」とか、
「お金がかかる」とか、「生活出来ない」とか、

とにかく心配は絶えない。問題は「肉体」では
なく、「自分の生活」の維持や、家族のことや
治療に繋がる環境づくりだ。


だから、「宣告されたくない」なんて時代は
終わり、「宣告されてから」の生き方が日常
問われていく。


医師が、病院が「あなたは生存率○%です!」
とか、「ステージ○a」だの、「抗がん剤」や

「化学療法をやる」とか、「手術をしてみて」
などと言う。結局は、自分の体だから自分で

「いっちょやってみるか?」的なチャレンジャー
となり、「医学という世界」に夢中になるのね。


「宣告されるから、考えなきゃならない」とか、
「知らなきゃ考えないこと」を、検証したり?

学んだりする。だから、「意外や簡単な見解」
により、「知ってみたら治るかも?」となり、

私みたいな「体から学習した人体のこと」を、
遊びみたいに、アトラクションみたいにして
臨床しまくりな、体験者となり「医師貢献」し、

研究材料、学習教材として君臨したりするわけね。




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がん医療におけるコミュニケーション
・スキル
 [DVD付]
悪い知らせをどう伝えるか

編集:内富 庸介/藤森 麻衣子
判型 A5
頁 152

発行 2007年10月
定価 3,024円 (本体2,800円+税8%)

ISBN:978-4-260-00522-7


心のコミュニケーションの真価が、
がん医療で問われている


コミュニケーションの中でもがんの患者に
悪い知らせを伝えるのは、とりわけ難しい
こととされている。

米国腫瘍学会(ASCO)では
公式の教育プログラムに含まれるテーマであり、
日本でもがん対策基本法が施行され、厚生労働
省の委託事業としてサイコオンコロジー学会の
協力のもと医療研修推進財団がコミュニケー
ション技能訓練講習会を主催するなど、近年、
問題意識が高まりつつある。

執筆者はいずれもコミュニケーション、あるい
はがん医療のエキスパート。関係者必読の書。









序文


内富 庸介・藤森麻衣子


 がん患者が自分自身で治療方法等を納得して
選択できるよう,医師が患者の意向を汲みとり,
苦悩に共感を示すためのコミュニケーション
技術研修会を思い立って10年目を迎える。

マザーテレサの博愛は無理にしても,がんが
治らない局面では患者の声に耳を傾け,
温もりで,思いやりで接してほしい。
そうした願いからはじまった。

 がんが治らない局面では,医学的には目標は
延命となる。インフォームド・コンセントや
QOLの概念が導入された90年代からは,延命
治療の決定に際して医師が患者の意向を考慮
せずに治療を行うことは明らかに減っている
だろう。

ここは原点に立ち戻って患者本来の目標を
きちんと把握し,患者が望む医療に一歩でも
近づけたいところである。
しかし不幸なことに,現代の医療者は生存期間
の延長や症状の緩和などの医学的目標以外の,
患者,家族の目標,意向,価値観,生活信条
などを聞き出すコミュニケーション技術を
欠いていると言わざるを得ない。

患者が納得して治療方法等を選択できるような,
双方向性のコミュニケーションをがん医療体制
の中に整えていく必要がある。
医師から患者への説明方法が適切でないと,
がん患者,家族は必要以上の精神的負担を強い
られ,時には治療法等の選択を誤らせることに
もつながるからである





目次

第1章 悪い知らせを伝える際のコミュニケーションとは


第2章 悪い知らせを伝える際のコミュニケーションに関するこれまでの知見


第3章 患者が望むコミュニケーション


第4章 悪い知らせを伝える際のコミュニケーションに関する北米の取り組み(SPIKES)について


第5章 がん診断,再発,終末期の心の反応を理解する


第6章 患者-医師間の基本的なコミュニケーション


第7章 男性患者の場合


第8章 女性患者の場合


第9章 終末期がんの場合

 1. 輸液
 2. 鎮静
 3. DNRについて


第10章 難しいケースの場合

 1. うつ病への対応
 2. せん妄への対応
 3. 怒りへの対応
 4. 不安への対応
 5. 「死にたい」への対応


第11章 家族への対応


第12章 医師・看護師の連携と看護師が伝える悪い知らせ


第13章 コミュニケーションの学習法


資料
索引


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がんになり、口にすること。


「病期」ステージのこと。生存率のこと。
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嘘をつかないのが、がんになると分かる!
嘘をつくのは、がんにならないでいる人…。


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生きるか死ぬか。嘘をついたら生きれない。



🖋️ 鈴木霄でした。